2023-04-07

パブコメのたね:4月13日23時まで「東電EP規制料金値上げ申請」&原子力PPA契約の不思議

不思議な仕組みであることが解ってきた。ような気がするー

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620223006&Mode=0
東京電力エナジーパートナー株式会社の電気料金値上げ認可申請に係る「国民の声」の募集について
案件番号 620223006
案の公示日 2023年2月14日
受付締切日時 2023年4月13日23時59分
ポイント
  1. 小売りの規制料金には総括原価方式が残っている
  2. 原子力PPA契約(電力購入の直接契約)
  3. 原発の発電コストは2015年以降、変わっていない

チームパブコメの意見
  • 総括原価方式が残る規制料金なので原子力の発電コストを値上げ対象としてほしいです。
  • 原子力PPA契約の支払い額2,800億円を解除することで値上げ幅の圧縮を望みます。

東京電力ホールディングス株式会社(以下、東電HD)
東京電力エナジーパートナー株式会社 (以下、東電EP)

東電HD:原子力発電所を所有
東電EP:発電所から電気を買ってお客様に売る東電HDの子会社

今回の東電EPの値上げ申請であきらかになったのは東電EPが動いてない原発の費用を支払っているという事実。東電EPは発電している発電所から電気を買った分だけ電気代を支払えばいいはず。なのに、ずっと動いていない原発の費用を支払っていて、今回の値上げ申請の原価にも、これを参入してきたという不思議1。

なんだか許せません

電気代が高い理由のひとつは、もともと動かない原発の多様なコスト*を消費者がずっと負担してきたから。GX実行会議の原発再稼働方針は、大手電力会社を救済するための原発再稼働。原発が再稼働すれば電気代が“下がる”と言っている不思議2。

消費者のためではありません。

*原発の発電コストは2015年以降、変更されていません。
*原子力PPAの存在を今回初めて知りました。
*さらに知ったのは規制料金は総括原価方式が残っていること。


P.11【参考】原価算定上の原子力運転計画
東電HDの所有する原発のうち、稼働する予定の6、7号機に加えて、停止予定の柏崎刈羽1から5号機そして、東北電力東通1号機、女川3号機、日本原電東海第二の受給契約に基づく費用を計上していることがわかります。


2023-01-19

パブコメのたね:1月25日昼12時0分まで「今後の電力政策の方向性について中間とりまとめ(案)」

途中までしか読めていないのですが、いそぎ案件なので共有。

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620221227&Mode=0
総合資源エネルギー調査会 電力・ガス事業分科会 電力・ガス基本政策小委員会中間とりまとめ(案)に対する意見募集
案件番号620221227
案の公示日2022年12月27日
受付締切日時2023年1月25日12時0分
目次
1.背景・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
2.安定供給に必要な供給力の確保・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
(1)安定供給の基盤となる供給力管理メカニズムの高度化・・・・・・・・・・・・・・4
1)総論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
2)中長期的な安定供給に必要な供給力の維持・開発を計画する枠組みの形成・・・・・4
3)需給ひっ迫時の対応体制の高度化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
(2)十分な供給力を確保する仕組みの構築・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
1)総論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
2)容量市場の着実な運用、予備電源の仕組みの構築を通じた適切な電源退出管理・・・5
3)緊急の電源投資支援及び計画的な脱炭素電源投資支援・・・・・・・・・・・・・・6
(3)官民の適切なリスク分担による強靱な燃料調達メカニズムの構築・・・・・・・・・7
1)総論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
2)燃料調達における国の関与の強化、事業者の調達構造の見直し・・・・・・・・・・7
3)地域及び全国大の燃料融通の枠組みの構築・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
3.カーボンニュートラル実現に向けた送配電網のバージョンアップ、脱炭素電源の導入推進 ・8
(1)カーボンニュートラル実現に向けた送配電網のバージョンアップ・・・・・・・・・8
1)総論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
2)マスタープランの策定と早期の具体化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
3)発電側課金の円滑な導入・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
4)分散型エネルギーリソースの活用等による系統運用の高度化・・・・・・・・・・・11
(2)脱炭素型の調整力の管理・確保メカニズムの高度化・・・・・・・・・・・・・・ 12
1)総論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
2)変動型の再エネの導入を進めるための調整力の管理・確保の仕組みの構築・・・・・12
3)脱炭素型の調整力の導入・転換支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
4.小売事業/市場・取引環境/制度のバージョンアップ・・・・・・・・・・・・・・・・・15
(1)小売電気事業者に対する規律の在り方、消費者の選択肢と安定性の確保・・・15
1)総論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
2)休廃止時における規律の強化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
3)中途解約時における規律の強化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
4)容量拠出金等の支払うべき費用の未払いへの対応について・・・・・・・・・・・・17
5)その他の小売電気業者に対する規律の強化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
6)その他の課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
(2)競争と安定を両立する市場・取引環境の整備・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
1)総論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
2)長期・安定的な取引の観点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
3)短期的・柔軟な取引の観点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19
4)卸供給・トレーディングを目的とする事業者への対応・・・・・・・・・・・・・・20
5)その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
(3)多様化する小売事業・需要家の形態に応じた制度整備・・・・・・・・・・・・・・20
1)総論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
2)グループ会社等内輪への供給類型について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21


疑問点
?託送料金の中にある原子力関連費用は発電側課金が導入されると、小売側とどのように按分されるのか。
?送配電網では原子力発電の記載がないように感じる。原子力発電のみで使用されてる送電線は事業者単独で負担になるのか。または今回の中間とりまとめ案の送配電網のバージョンアップに組み込まれているのか。


レッツ☆チームパブコメー

パブコメのたね:4月13日23時まで「東電EP規制料金値上げ申請」&原子力PPA契約の不思議

不思議な仕組みであることが解ってきた。ような気がするー https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620223006&Mode=0 東京電力エナジーパート...